衣類のシミ抜きは、早めにクリーニングへ
2019/03/12
衣類のシミ抜きは、出来るだけ早くクリーニングに出しましょう
シミをつけるのはよくあることなのに、きちんとした落とし方を知っているの人は少ないようです。間違ったやり方をすると、シミが広がったり落ちにくくなりますので、気をつけてください。
シミが衣類に付いてからすぐに処理すれば、ほとんどのシミは落ちます。油溶性の汚れは、ついた直後は布地にしみこまず、水溶性の汚れは、水分は布地にしみ込みますが色の付着は少ないので、できるだけ早く処理するようにして下さい。どんな汚れも、時間がたって酸化してしまうと布地に沈着して落ちにくくなります。外出先でシミが付いたら、すぐに応急処置をして、家に帰ったらすぐにしみ抜きするようにしましょう。汚れをつまみ取ったり、水分を吸い取ったりするという簡単な応急処置をするだけでも、汚れの半分は落ちたといえるでしょう。
布地の種類によってもシミの沈着の仕方が違います。特にウールは繊維の表面が水分をはじく撥水性があり、水溶性の汚れなら応急処置で水分を吸い取るだけで、半分以上の汚れが落ちています。
シミが付いた時の応急処置は、シミの種類で変わります。
油溶性の汚れ(シミ)は、広げないようにつまみ取りましょう。油溶性の汚れは粒子が大きく、布地にはすぐに浸透しにくいので、ついた直後は布地の上にのっているだけの状態です。乾いた布で汚れを広げないようにつまみ取りましょう。こすると汚れがしみ込んでしまうので、かえって落としにくくなります。
水溶性の汚れ(シミ)は、水をかたく絞った布でたたいて下さい。水溶性の汚れは水分が多く、布地の裏側までスッとしみ込んでしまうので、布地の表面から水分を吸い取る。汚れの下にティッシュペーパーを敷いて、ぬらしてかたく絞った布で、上からたたいて布に汚れを移します。
不溶性の汚れ(シミ)は、そのまま触らず後でしっかりしみ抜きしましょう。不溶性の汚れの落とし方は様々です。水分が多いものは水分だけしっかり吸い取って下さい。シミは触らずに、早めにクリーニングに出した方が安心です。
衣類にシミが付いたら、早めにクリーニングに出しましょう。